あとがき

 いよいよ7月。夏本番を迎え、冷えたビールがおいしい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか(笑)
 ご無沙汰しておりました。成山和尚です。
 約3ヶ月ぶりの新作小説『胸のうちの想い』をお届けします。
 ……いやぁしかし、ほんと最後まで書き上がった小説ってのは『売店日記』以来なんですねぇ。その間に歌謡ショウは間近に迫るわアルバムは出るわ授業さぼって単位落としそうになるわと色々なことがありました(^^;;;
 え〜今回のお話ですが、読んでおわかりのようにさくらが主人公です。
 え、加山が主役じゃないのかって? やだなぁ、いっくらさくらが目立ってないからってそれは言っちゃだめですよ(^^;;;
 でも実際さくら目立ってないですね(^^;;;)。困ったもんです(自分のことだろ)。
 それと、ばれる前に言っておきますが、このお話には思いっきり元ネタが存在します!(ああっ言わなきゃいいのにっ)
 時は戦国。天下統一に向けて邁進する織田信長の元に、重臣羽柴秀吉の妻ねねが「うちの旦那は浮気性で……」と愚痴をこぼしたことがありました。それを聞いた信長、秀吉のことをさんざんにけなしたので、ねねちゃんは思わず「うちの亭主はそんな悪い人じゃないです!」と叫んでしまったのです。信長は思わずニヤリとして「夫婦仲良くするんだぎゃ」という手紙を秀吉に送って一件落着。といったお話です。
 ほら、そっくりでしょ?(爆) つまり信長=加山、秀吉=大神、ねね=さくらと見ればほとんど同じお話になっちゃうんです。
 まあ、このお話ではあまり細かいことまで書かれていないのですが(たしか『信長公記』かなんかだったと思います)、ここではもう少しさくらの心情に踏みいって書いてみました。いかがなもんでしょうか?

 それと。このお話はさくらの誕生日記念企画『真宮寺家補完計画』に出展いたしました。
 ……誕生日記念にはあまりふさわしくない小説ですが、まあいいでしょう(こらこら)。
 この企画では合作イラストなど、他にも楽しい企画がいっぱいなので、皆様も是非足をお運びくださいませ。

【真宮寺家補完計画】


この企画は「花も嵐も」さんと「あらたか」さんの合同企画です。



 それでは、今度はなるべく近いうちにお会いしましょうね(^^;;;