☆サクラ大戦3体験版イベント報告


 さる9/30に、池袋GIGO(浪漫堂のあるとこです)のnet@スペースにおいて、「サクラ3 緊急公開前日プレビュウ at 池袋GIGO」が行われました。その体験レポートを簡単にしてみたいと思います。

◎アドベンチャーパート
 まずはADVパートからプレイ。とりあえず大神が巴里に着任するところから始まります。着任届を出さなくてはいけないとかで、巴里の日本大使館へ向かう大神。そこで待っていたのは、迫水典通駐仏大使。この人が巴里での大神の上司になるそうです。つまり、大神は表向きは日本大使館員として行動することになります。
 迫水大使から万国博覧会のチケットをもらった大神は早速出向いてみることに。物珍しそうに見学していると、突然一台の蒸気自動車が暴走! ……と、ここでムービーが入るのですが、まったく違和感なく挿入されています! ADVパートでの静止画像がそのままムービーとして動き出す感じです。これにはぱなりビックリしました(^^;;  なんとか間一髪車をよけた大神。そこに目の赤く光った怪しい雰囲気のするウサギが……妖術の気配を感じつつ、けが人を病院へ運ぼうとします。と、そのとき。突如現れた少女がけが人に右手をかざすと、その手から淡い光が……そして、みるみるうちに怪我が直っていきます!  その少女こそが、エリカ・フォンティーヌです。エリカはこの力を「神様の奇跡」といい、大神に誰にも言わないよう口止めをします。そして、自分はシスターであること、「シャノワール」の舞台に立っていることなどを話します(ちなみにこのとき、大神は巴里華撃団の事を知らないようですし、エリカも大神が巴里撃の隊長になる人だとわかっていないようです)。そして、エリカが大神に「日本人はみんなチョンマゲをしてるんじゃないのですか?」と質問(笑) そしてさまざまなやり取りのあと、二人は別れます。  大使館に戻った大神は迫水大使に連れられて「シャノワール」へと赴きます。この時点でも、まだ「シャノワール」が巴里撃の本部であることは伏せられています。で、いよいよショーが始まるわけですが、舞台に現れたのは昼間出会ったエリカ。しかも予告編ムービーにあったあのにゃんにゃんダンス(ばく) 大神は「素晴らしいですね」と言っていたけど……私にはなんか色物にしか見えなかったです<私の視点が悪いのかな(^_^;;)。なおもショーが続きますが、エリカが足を滑らせて転んでしまったためにショーは急遽終幕に(笑) 迫水大使の「(シャノワールは)これからもお世話になるだろうから覚えておくといい」という思わせぶりな台詞とともに1日目が終わります。
 さて翌日。朝食を取ろうとカフェへ出向いた大神ですが、ウェイターを呼んでも注文を取りにきてくれず困っているところへ再びエリカが登場。大神はエリカに頼んでもらってようやく朝食にありつけます。……その後はグリシーヌが登場したり、エリカがドジって隣のテーブルまで無茶苦茶にしてしまったり(^^;;)といろいろあったのち、エリカが「巴里の街をご案内します♪」といって大神を誘い出したところでアドベンチャーパートが終了します。多分この後はフリー移動パートになるんでしょうが……まだ出来てないのでしょうか?(^_^;;
 アドベンチャーパートでの注目点はシームレスADVでしょう。上でも少し書きましたが、これはつまり「アドベンチャー部分の静止画とアニメーション部分の境界をなくそう」ってことらしいんですが、これがほんとに境界がないんですよ! 「アドベンチャー部分の静止画がそのままアニメーションのひとコマ目になって動き出し、最後のコマで止まったままアドベンチャー部分が始まる」といった感じです。もちろんその間には煩わしいロード時間と待機画面なんかはありませんから、ストレスのたまることなくプレイできます。そしてアニメーションの数も大幅に増えていました。まさにひとつのアニメ番組を見ているような感覚でプレイできました(^^)

◎戦闘パート
 戦闘パートは、今までのようなシミュレーションとはだいぶ様相を変えています。まず、マス目という概念がありません。移動はアナログスティックで行い(十字キーはカメラの視点変更に使用)、微妙な位置取りや方向も設定できます。また、攻撃などですが……文章で説明するのは難しいのですが(^^;;)、画面の下部にゲージがありまして、何か1回行動をする(移動や攻撃、防御など)たびに一つずつ減っていきます。つまり、ゲージが空になるまでは何回でも行動できるというわけです(今回は7でした)。そして、「防御」や「回復」、「ため/必殺攻撃」はそれぞれ何回目かの行動までしか使えないようになっています。そして、それぞれ何回目までならOKなのかは、隊長コマンドによって変わってきます。
 隊長コマンドは従来のように能力値が変化するものではありません。「火」なら「回復」が使えず「ため/必殺」が後のほうでも使えるとか、「山」では「ため/必殺」が使えず「防御」が後のほうでも使える、といった具合です。「風」では「防御」が使えず、「林」はどのコマンドも使うことができます。また、「必殺技」は一度発動させてから、実際に攻撃する、といった感じになっています。それから、使用はできませんでしたが「かばう」コマンドはありました。そして『2』であった全体図はVMに表示されます
 さて、今回の戦闘パートはアクション感覚のものだという風に言われていますが、これはつまりどういうことなのでしょうか。少し検証してみました。
 上で今回の戦闘パートの操作方法を紹介しましたが、具体例を挙げると次のようなことが出来ます。

1.(敵と非隣接時)敵に接近→2回攻撃→1歩後退→防御
2.(敵と隣接時)3回連続攻撃→1歩後退→ため→防御
3.(敵と隣接時)7回連続攻撃
4.(敵と隣接時)2回攻撃→他の敵のところまで移動→2回攻撃
5.(敵と非隣接時)回復→移動→2回攻撃→1歩後退

 いわゆるヒットアンドアウェイ戦法やコンボ攻撃が出来るようで、このへんが「アクション感覚」という所以なのではないでしょうか。ちなみに、攻撃1回分の攻撃力はたかが知れていて、大神で15、エリカでは7程度しかダメージを与えられません。ですが、連続攻撃をすることによって何割かダメージが増すようになっているようです。

 続いて設定です。敵の正体などはわかりませんでしたが、あやつるのは魔操騎兵ではなく「蒸気獣」と呼ばれています。そして「脇侍」に相当するのが「ポーン(「兵士」)」で、近接用が「ブランシェ」、遠距離用が「ジョルヌ」という名前でした。
 また、大神、エリカ、グリシーヌの必殺技も公開されました。大神は「狼虎滅却・刀光剣影」で、近接単体のみ攻撃。エリカは「サクレ・デ・リュミエール(Sacre de lumiere「聖なる光」)」回復技です。グリシーヌは「グロース・ヴァーグ(Grose vague「大波」)」で中距離複数の敵を攻撃できるようです。


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